第25回多文化間精神医学会
学術総会

The 25th Annual Conference of the Japanese Society of Transcultural Psychiatry

ご挨拶

拝啓 時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

私は、第25回多文化間精神医学会学術総会の大会長を拝命しました青木勉と申します。グローバル化が進み、国内に居住する外国人は200万人を超え、海外からの旅行者も急増し年間2,800万人を超えております。来たる2020年の東京オリンピックに向けて、様々な文化を背景に持つ人々との交流は加速する事が予想され、そのような方々のメンタルヘルスをケアするためにも、我が国においても多文化間精神医学の重要性はますます高まるものと考えられます。

さて、第25回多文化間精神医学会学術総会を、『すべての人に心の健康を』をテーマに、2018年11月9日(金)、10日(土)の両日、ホテル日航成田にて、副会長成田赤十字病院精神神経科佐藤茂樹先生、事務局長国立精神神経医療研究センター病院精神科佐竹直子先生とともに開催する運びとなりました。

精神保健医療福祉は、先進国のみならず、開発途上国においても非常に重要性が増しており、地球的規模の取り組みが切望されております。この学術総会は、国際精神保健(グローバルメンタルヘルス)をメインテーマとし、日本・カナダ・カンボジア・イタリア・フランスをはじめ多くの国々の専門家と、医療・保健・福祉・教育等様々な分野の先生方に御参加いただき、精神科分野においても、我が国が国際社会の一員としてふさわしい活動を推進できるような機会となることを目指します。

皆様のお越しを、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

敬具
2018年5月

第25回多文化間精神医学会学術総会
大会長 青木 勉
(総合病院国保旭中央病院神経精神科・児童精神科)